基本の基本から行きましょう。
保険っていったい何だかわかりますか?
保険が何なのか正確に知らない人が意外と多いようなので説明しておきます。
巷には、保険と名の付くさまざまなサービスがあります。
ちょっと挙げてみましょう。
生命保険・損害保険・医療保険・雇用保険・健康保険・年金保険・労災保険・ガン保険 …
保険と名が付くからには、これらのサービスに共通点があるはずです。
それは何かというと、「保険を運営する組織に予めお金を支払っておき、何か事故がおきたときにお金をもらう仕組み」ということです。
ウィキペディアには次のように書かれていました。
保険(ほけん 、英:insurance)とは、偶然に発生する事故(保険事故)によって生じる財産上の損失に備えて、多数の者が金銭(保険料)を出し合い、その資金によって事故が発生した者に金銭(保険金)を給付する制度。
事故が起こったときにお金をもらえる。
これが保険です。
上の説明は年金以外では理解しやすいですよね。
ガン保険だったらガンになったときにお金を受け取ります。
健康保険だったら病気や怪我をしたときに治療費の一部を受け取ります。
生命保険だったら誰かが亡くなるとお金が支払われます。
どの場合も、事故はおきたときに、お金をもらえるわけです。
ただ、年金の場合は少し事情が違います。
一般に年金といわれている老齢年金は、有る一定の年齢がくるとお金をもらえるようになる仕組みです。
特に事故は発生していませんね。
実は、年金の場合は少し特殊な考え方をします。
どういうことかというと、ある年齢に達することを事故(保険事故)だという風に考えるのです。
事故というとマイナスのイメージですから、長生きすることを事故といわれると微妙な感じもしますね。
ご存知の方が多いと思いますが、保険は民間が運営する場合と、国や地方が運営する場合があります。
しかも、医療保険や年金保険のように重複しているものも少なくないですね。
私達は、これらをどのように使い分ければいいのでしょう?
国や地方が運営する公的な保険は、必要最低限のものであると考えるのが良いのではないかと思います。
つまり、基本的には公的な保険でカバーしてもらって、カバーしきれない部分を民間の保険に頼るのです。
一番わかりやすいのが年金保険でしょう。
新聞やテレビで報道されているとおり、国の年金保険は少々不安な部分があります。
その上、金額的に十分かというと必ずしもそんなことはありません。
例えば、国民年金にしか入っていない場合、満額を受け取れる場合でも一年に80万円程度しかもらえません。
年間80万だとちょっと暮らしていけないですよね。
そこで、それを補う方法の一つとして、民間の年金保険を利用するわけです。
実際にいくら不足するかを知るためには、現在の公的な保険制度でどの程度の給付があるかしらないといけません。
そのためにも保険を契約する前に、公的な保険制度を勉強する必要があるでしょう。
例えば日本の健康保険の制度は充実していて、民間の保険に頼らなければいけない部分は少ないはずです。
しかし、テレビのCM などで必要以上に健康不安をあおって医療保険の契約を取ろうとしているのではないかと感じることがあります。
医療保険に入るのは必ずしも悪いことではありませんが、本当にその保険が必要かどうか勉強してから契約しても遅くないと思います。